株式会社竹中工務店 某作業所トライアル東京本店

ランドマークとなる数多くの建築物を手掛け、社会貢献の一翼を担ってきた日本有数のスーパーゼネコンの一つである竹中工務店(会社HP)。 建設現場では事故を防ぐために多くの安全確認作業があり、これまで紙帳票の配布・回収・確認が大きな業務負担となっていました。 竹中工務店東京本店の某作業所では、トライアルの一環として、点検・記録の電子化アプリ「ショルイラ」の試行より、従来の紙帳票にかかる付帯業務の工数削減の検証を行いました。

課題

【Bad】点検記録用紙を配布・回収・ファイリングするのに手間がかかる
【Bad】点検が実施されているのかどうか、確認するのに時間がかかる
【Bad】建設現場におけるIT化の遅れ、従来型の紙帳票による紙の消費、回覧・押印作業によるタイムラグが発生している

導入効果

【Good】紙帳票の配布・回収・ファイリングにかかる手間や交換忘れを解消した
【Good】遠隔で点検状況を確認できるようになり、確認作業が容易になった
【Good】ペーパーレス、タイムリーな確認、管理状態の構築を実現した

image-png-3作業所における毎月の点検票の印刷、ファイリングおよび毎日の点検、押印にかかる時間を算出。ショルイラ導入前の紙帳票での業務と比較して、対応時間80%以上の削減を実現。

お客様の声

建設現場での点検業務にはどのような課題があったのでしょうか?

作業所所長:作業所長や責任者のもとには、毎日大量の紙帳票が回覧され、それらを確認・押印するにも時間がかかります。点検・チェックすべき項目がきちんと実施されているかどうかを把握するのはなかなか困難です。また、2024年より本格施行される時間外労働時間の上限規制にむけて、作業所員の業務効率化・負荷低減を実施する施策が必要でした。

工事担当者:建設現場には、安全管理上の多くの点検・チェック項目があります。それらの紙帳票を定期的に入れ替え、ファイリングする作業に加え、毎日確認するのにそれなりの時間を要します。また、点検者が点検するタイミングと担当者が巡回・確認するタイミングにずれがあるため、点検状況を正確に把握ることが困難でした。

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PC画面上で確認・承認

ショルイラの導入による効果を教えてください。

作業所所長:従来型の紙帳票の大部分を今回、ショルイラでデジタル化したことで、月間で数百枚の紙の削減に繋がりました。点検状況もPCやスマホでタイムリーに確認ができ、安全管理状態の見える化を実現しました。また、これらの時間短縮は、作業所員の業務効率化・生産性向上に寄与していると言えます。

工事担当者:作業所員としては、紙の点検表などを印刷・配布・回収する手間がなくなりました。自身で点検・チェックする作業にもすぐ慣れました。協力会社の作業員の方の中には、ITツールに不慣れな方や、年齢、国籍も多種多様ですので、記録報告アプリであるショルイラが浸透するかどうか懸念がありましたが、シンプルな画面で現場の作業員の方々もスムーズに操作しています。また、点検状況もPC上で容易に確認でき、協力会社と共に安全管理状態の維持に努めています。

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現場での点検対象の記録